株は大暴落するのか?
- inokuchi
- 3 日前
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ニュースで「株式市場が乱高下」と聞くと、「このまま大暴落するのでは…?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。特に最近のように、政治や金融政策の影響で株価が1日で1000円以上動くような局面では、冷静でいることすら難しくなります。
しかし、結論から言えば「大暴落」は現実的には考えにくいと筆者は見ています。そして仮に一時的に大きく下げたとしても、それは恐れるものではなく、むしろ“絶好の買い場”であるという認識が重要です。
株価の急落は確かに起こります。リーマンショックやコロナショックのように、世界経済がパニックに陥った時は、数週間~数ヶ月にわたり大幅に株価が下がることもありました。
しかしそうした“本当の大暴落”は、10年に1度あるかどうか。しかも、その後には必ず「力強い回復」が続いています。日本のバブル崩壊後のような長期低迷を除けば、株式市場は下げよりも上げの時間の方が圧倒的に長いのです。
現在のような不安定な相場は、実体経済よりも「心理的な不安」が先行して起きているケースが多く見られます。たとえば、関税や金利、為替といった変動要因に過剰反応し、本来の企業価値とはかけ離れた株価の下落が起こるのです。
このような時こそ、長期目線で投資する人にとっては絶好のタイミング。なぜなら、良い企業の株が一時的に“割安”で手に入るからです。
「株は上がったら喜ぶ、下がったらもっと喜ぶ」という逆転の発想を持つ投資家もいます。実際、プロの投資家や長期運用を前提とする年金基金などは、下がったときにこそ買い増しを進めるのが常套手段です。
暴落時に怖くなって売る人がいる一方で、しっかりと未来を見据えて買う人が次の上昇局面で利益を得る。これはいつの時代も変わらない投資の基本です。
株式投資で大切なのは、市場の一時的な変動に振り回されないことです。「株は大暴落するのか?」と心配するよりも、「一時的な調整をどう活用するか?」という視点を持つことで、あなたの資産形成は確実に前進します。
短期的な恐怖ではなく、長期的な視野と冷静な判断が、未来のリターンにつながる。株式市場が揺れる今こそ、その姿勢が試されるタイミングかもしれません。

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