株式市場は乱高下継続中——それでも“強気”で見ている理由
- inokuchi
- 5月17日
- 読了時間: 2分
株式市場は相変わらず不安定な動きを見せています。日経平均株価や米国株式市場では、わずか数日で数百〜千円単位の値動きが起こるなど、“乱高下”という言葉がぴったりの相場が続いています。
こうした相場に直面すると、つい感情的になり、「一度現金化して様子を見ようかな」と思ってしまいがちです。しかし、過去の相場を見ても、恐怖で売られた局面こそ、長期的には絶好の買い場であったことが繰り返し証明されています。
たとえば、
コロナショック(2020年)
米中貿易摩擦(2018年)
ギリシャ危機・リーマンショック後の回復
いずれも大きな下落局面は、結果として次の上昇フェーズへの入り口となっていました。
以前からお伝えしている通り、私は今の相場環境を基本的に強気で見ています。もちろん、短期的な上下は避けられません。しかしその本質を冷静に見ると、以下のような「買い向かう理由」が明確に存在します。
世界的にインフレは落ち着きつつあり、中央銀行の利下げ時期が見えてきた
日本企業の業績は堅調。特に製造業・サービス業では増収増益の企業が多数
内需・賃上げ・NISA制度拡充など、個人投資家を取り巻く環境もプラス要因
海外投資家の日本株買いが継続している(企業改革・資本効率の向上への期待)
つまり、構造的にはまだ“上昇トレンドの中の調整”にすぎないという見方です。
相場が乱高下するなかで、投資家として最も大切なのは、視野を短期から中長期へと広げることだと思います。一時的な値動きに振り回されず、企業の本質や経済の流れに目を向ければ、むしろ今は「仕込みどき」だと気づけるはずです。
このタイミングは、不安に満ちた相場であると同時に、冷静な目を持つ投資家にとってチャンスの入り口でもあるのです。

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